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各種資料

 

オブジェクトコード検証(OCV)
オブジェクトコードカバレッジ解析

オブジェクトコード検証(OCV)は、ソースコードから生成されたオブジェクトコードが開発者の意図を正確に反映しているかどうかを確認するプロセスで、ソースコードとオブジェクトコードの間の構造的な違いを特定し、機能安全性の観点からコンパイラの信頼性を高めることです。これにより、以下のような分析情報を得ることから、特に航空機搭載ソフトウエアの開発ガイドラインであるDO-178Cにおいて、重要な役割を果たします。

1.コンパイラの信頼性:コンパイラは、高レベル言語の仕様に従ってコードを最適化したり変更したりすることができますが、これは機能安全性の要件と矛盾する場合があります。OCVは、コンパイラがソースコードとオブジェクトコードの間に不整合や未定義の動作を導入していないかどうかを検出するのに役立ちます。
 
2.防御的コーディングの有効性:防御的コーディングとは、メモリ破損や予期しないイベントなどに対処するためにソースコードに追加するコードのことです。しかし、コンパイラは防御的コーディングを無視したり削除したりすることがあります。OCVは、防御的コーディングがオブジェクトコードに正しく反映されているかどうかを確認するのに役立ちます。
 
3.コードカバレッジの完全性:コードカバレッジとは、テストケースがコードのどの部分を実行したかを測定する指標のことです。しかし、ソースコードレベルでのカバレッジは、オブジェクトコードレベルでのカバレッジと一致しない場合があります。OCVは、オブジェクトコードレベルでのカバレッジを測定し、ソースコードとの差異を分析するのに役立ちます。

Data & Control Coupling Analysis

データ結合と制御結合を満たすことについて LinkIcon
データ結合と制御結合の解析技術 LinkIcon

 
モジュラーソフトウェアは、高品質のソフトウェアの特徴と見なされることがよくありますが、その主張は、モジュールが期待どおりに相互作用する場合にのみ当てはまります。 DO-178C 標準では、「要件ベースのテストがコードコンポーネント間のデータと制御結合を実行したことを確認するための解析」を要求しています。 本資料では、制御フローとデータフロー解析の組み合わせによって、制御結合とデータの結合の測定をどのように達成できるか、またソフトウェアツールを使用してそのプロセスをどのように効率化できるかについての概要を説明します。

制御結合とデータ結合のカバレッジ解析は、ステートメント、ブランチ、MCDC 等のカバレッジを補完して、モジュールが期待通りに相互作用して、システム全体が一体となって統合されていることを確認します。
 

LCSAJカバレッジ

最も効果的なコードカバレッジテストメカニズム LinkIcon

 
LCSAJ カバレッジを使用すると、ループの解析とプログラム構成要素の組み合わせの解析が強制されるため、他の利用可能な方法よりも、エラーを発生させる可能性のある多くの側面が確実に解析されます。

 

LCSAJ は実行可能コードの線形シーケンス

最悪実行時間(WCET)

マルチコアプロセッサ搭載システムのスタンダード準拠とWCET LinkIcon

 
マルチコアプロセッサの採用には課題がありますが、適切なツールを念入りに使用すれば克服できることを紹介します。
 
リアルタイムシステムの厳しいタイミング制約を満たすには、一般に実行時間の上限が必要です。そしてマルチコアプロセッサの課題は、上限を超えないように、すべてのケースで十分な時間を確保することです。さもなければ、ソフトウェアが常に期待どおりに動作するという保証はありません。
最悪実行時間 (WCET) は、特定の環境でタスクを実行するのにかかる最大時間です。
一般に、プログラムの実行時間の明確な上限を計算することはできません。

 

 
 

MISRA C:2023 の最新情報と実践的使用法

MISRA C:2023とMISRA C:2012 Amendment 4 (AMD 4)が Embedded World 2023 で発表されました。AMD 4では、マルチスレッドとアトミック型に対するルールとディレクティブを追加/変更し、既存のガイダンスについても、開発者がC言語をどのように使用しているかに合わせて明確にしています。また MISRA C:2023 は、以前のバージョンのガイドライン、修正版 (AMD 4 を含む)、および補遺が 1 つの包括的な版に統合されたもので、準拠が促進できます。
MISRA C ワーキンググループ議長 Andrew Banks氏が、これらの更新と実践的な使用法について紹介しました。

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